定年退職後の第二の人生を充実させるには、公的年金だけに頼らない人生設計が必要です。  歴史的な低金利で、預貯金だけでは、取り崩しながら生活することになって、安心して長生きができません。一方、株式などの投資は価格の変動リスクがあるので、安定収入を得るには、不動産投資が注目されています。  不動産投資というと、初期投資の資金がなければできない高嶺の花とあきらめてしまいそうですが、購入資金をローンで調達して、家賃収入を返済に充てていけば、少ない手元資金でもスタートできます。  ローンの返済が終われば、名実ともに自分の財産、そのまま毎月安定収入を得てもいいし、値段が上がれば売却することもできます。  居抜き物件を借入金で購入する場合、物件の担保価値と収益性が借入の可否を左右するため、毎月の家賃収入がわかる賃貸契約書で確認します。

居抜き物件の購入とローン

店舗移転を考えている方にお勧めなのが、以前の営業用設備が残されたままで売買されている「居抜き」と言われる物件です。設備を整えなくて良いのでかかる費用が少なくて済みますし、ローンを利用すれば自己資金が少なくても購入が可能です。使い勝手が良いかどうかはわかりませんが、「なるべく投資を少なくしたい」という場合には検討する価値があります。ただし、あまり手を加えずに使えるものもあれば、リフォームを前提として購入する場合もありますので、どのような店舗にしたいかを考える事が大切です。